発達障害、特に自閉症の多くは人間関係がうまくいかない、感情のコントロールがつかない、物忘れがひどくなったなど訴え、それが原因で不登校や会社に行けないというケースが多くあります。基本的には病気なのか？性格なのか？その際には以下のことに注意してみましょう。

①会話中に圧倒的に瞬き(まばたき)が少ない。表情があまり変わらない。

②服装が年の割りに幼い。もしくは非常にシンプルな服装。

③落ち着き無く、ずっと一方的に早口で喋る。もしくは聞かれたこと以外全く喋らない。

④気にしなくてよい細かいところで、言い直したり、こだわったりする。的外れな質問が多い。

⑤不適切な敬語、時に造語のような言い回しが多い。

⑥会話中にいきなり泣く、怒り出すなど感情のコントロールが出来ない。

⑦自分が何を言いたいのか解らなくなることがあり、要点を整理して話すことが出来ない。

⑧会話中に携帯電話がかかってきても、普通に座ったまま相手と話し始める。

⑨会話が終わった後に聞き忘れたこと、もしくは言い忘れたことがあると言って急に入ってくる。

⑩しぐさや話し方で何となく違和感を感じる。チック症状を認める。

※チック症状☞「運動」と「音声」があり、「運動」はピクピクっとした素早い動きなどが、本人の意思とは関係なく、繰り返しおこる。一番多いのは瞬きで、肩をぴくっと動かす、多くは首から上の動作が多い。ときには手足の動きや、ジャンプ、スキップに見えるものもある。「音声」はため息のように声や、咳払いや「あー」「うん」など短い言葉を繰り返し発する。中には意味のある言葉（「バカバカ」などの汚い言葉）を絶えず口にすることもある。



　上記の症状は発達障害の症状の一部を紹介したものですが、上記の症状を認めるなら発達障害の可能性が高いと考えてよいと思われます。