認知症のケア③

シオンガーデン

2015年01月05日 08:30

前回からの続きで、認知症に見られる各症状に対するケアについてお話します。

⑤徘徊の対処法
認知症の方にはそれなりの理由があっての行動ですが、介護者にとっては大変心配です。
対処法としては、他の話で関心を別のことに向ける、玄関に外出を思いとどまらせるような貼り紙をする、玄関や門扉に鍵をかけておくなどで防ぎましょう。
また、衣服に縫い付けるなどして迷子札を持たせておくと、徘徊中に見つけてもらえる可能性が高まります。ご近所や交番、駅などに事前に事情を話しておき、いざというときは協力を要請しましょう。GPS機能を利用することも一案です。

⑥失禁の対処法
決して頭ごなしに叱ってはいけません。今後、失禁を前もって防ぐ方法を考えましょう。
例えば、タイミングを見てトイレに連れて行く、トイレのドアに「ここがトイレである」と分かりやすく表示する、トイレと思い込んでいる場所に簡易トイレを置くなどです。
オムツを使う手もありますが、嫌がられる場合もあります。そんなときは、パンツ式の抵抗感のないものを使ってみましょう。

⑦夕方症候群の対処法
夕方症候群は、夕方になると家に帰ると言って外に出て行ってしまう行動です。否定はせず、「今晩はうちでご飯を食べて行って」「もう一晩泊って行って」などと言って、留まるように誘ってください。
納得しない場合は、一緒に外に出て満足させてあげましょう。

⑧異食の対処法
別の食べ物を与えて、口の中にある異物を取り除きます。普段から危険なものは手の届くことに置かず、ごみ箱はフタをしておきます。日常から整理整頓を心がけましょう。

⑨火の不始末の対処法
タバコの消し忘れが最も多いので、マッチやライターは身の回りに置かないこと。食事の支度でのガスの消し忘れを防ぐため、炊事は家族が一緒に行いましょう。




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