低血糖の原因と対処
前回の続きで、低血糖についてお話をしましょう。
以下が一般的な低血糖の症状です。
低血糖になる原因として
①食事の不摂生
②過剰な運動
③薬の飲み間違い(解熱剤等)
④不適切なインスリン注射
などが挙げられます
では、どういう対処すればよいのでしょうか?
⚫️意識があれば砂糖を飲む
意識があり経口摂取が可能な時は、砂糖15-20gを飲みます。
まずは、糖分を含む缶ジュース・缶コーヒーでも構いません。10-15分で回復しない時は、再度同量を摂取します。
服用してる薬によっては、ブドウ糖を体に吸収しにくい場合があります。そんな場合、低血糖時には必ずブドウ糖またはブドウ糖を多く含む清涼飲料水(ファンタ、コーラ、ポカリスエット等)を飲むようにします。
⚫️意識がない時は
意識障害を来した時には、家族や周囲の協力が必要になります。
①砂糖・ブドウ糖を歯茎と唇の間に擦り込む
㊟誤嚥のおそれがあるので、水に溶かしたものを口の中に流し込むことは避ける
②グルカゴン注射
病院に搬送する(救急処置がとれない、救急処置でも回復しない時)
※グルカゴン注射とは
グルカゴンは肝臓のグリコーゲンを分解し、ブドウ糖を放出する作用があります。
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