依存症は家族を巻き込む病②

シオンガーデン

2014年11月13日 08:30

「地獄を見たければ、アルコール依存症者のいる家庭を見ればいい」という笑えない話があります。
これは、アルコール依存症は本人だけの病気ではなく、家族全体を巻き込んで苦しめるものであることを端的に表現しています。
本人が病気から回復しなければならないのは勿論ですが、実は家族もまた病気に巻き込まれて影響を受けてきました。そのために家族全体が病んだ関係になっているのです。本人が回復への道のりに入っても、家族が病んだままでは本人の回復が進まないばかりか逆戻りしてしまうことすらあります。家族もアルコール依存症を正しく理解し、その回復を支援しましょう。ともに病気の回復の道を歩み、明るい家庭をつくることが大切です。

飲酒に振り回された生活の苦しみを忘れることは難しいことです。しかし、過去を変えることはできません。 被害者意識と自己憐憫はあなた自身の変化と成長を妨げます。 被害者意識も自己憐憫も結局は自己中心の産物なのです。 過去にとらわれて現在と未来を不幸にするのは惜しいことです。アルコール問題に取り組む中で、自分を取り戻しましょう。 自分の感情、考え、都合などに眼を向け、大切にしましょう。
本人にもあなたにとっても、究極の目標は幸せになることです。 子供たちの願いは両親が仲良く、幸せであることなのです。


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