過呼吸
2つの過呼吸
過呼吸という症状だけを診て、パニック障害を過換気症候群と間違えることがよくあります。
なぜならパニック障害は過呼吸の状態になることが多く、過換気症候群の症状とよく似ているためです。
さらに紛らわしいことに、過換気症候群はパニック障害と合併することが多い病気です。
薬がよく効くパニック障害に対して、過換気症候群はこれといった治療薬がない病気です。
もし本当はパニック障害なのに過換気症候群と誤診されてしまうと、正しい治療がされないまま何年も経過してしまうことがあるので、注意が必要です。
●過換気症候群
周囲の空気が薄いわけでもないのに、息が苦しくなる病気です。脳内の呼吸中枢が過剰に刺激され、血液中の炭酸ガス(二酸化炭素)が極端に減少することが原因であると言われています。対処法として有効なのは紙袋を口にあてて、吐いた空気を再度吸い込むペーパーバッグ法です。この行為をくり返すことで、血液中の二酸化炭素の濃度を上げるのです。
●パニック障害
動悸や呼吸困難などの自律神経症状と、不安や恐怖などの精神症状が同時に表れ、10分以内で呼吸が極端に速くなる、息苦しくなるといった状態に陥りピークに達します。しかしほとんどの場合、この状態は30分ほどしか続きません。
もう1つの症状が予期不安です。パニック障害の人の80%に、この症状が起きると言われています。
予期不安とは、「またあの恐ろしい発作が起きるのではないか」という強い恐怖にとりつかれるあまり、だんだん行動範囲が狭くなっていく状態のことを言います。
なぜならパニック障害は過呼吸の状態になることが多く、過換気症候群の症状とよく似ているためです。
さらに紛らわしいことに、過換気症候群はパニック障害と合併することが多い病気です。
薬がよく効くパニック障害に対して、過換気症候群はこれといった治療薬がない病気です。
もし本当はパニック障害なのに過換気症候群と誤診されてしまうと、正しい治療がされないまま何年も経過してしまうことがあるので、注意が必要です。
●過換気症候群
周囲の空気が薄いわけでもないのに、息が苦しくなる病気です。脳内の呼吸中枢が過剰に刺激され、血液中の炭酸ガス(二酸化炭素)が極端に減少することが原因であると言われています。対処法として有効なのは紙袋を口にあてて、吐いた空気を再度吸い込むペーパーバッグ法です。この行為をくり返すことで、血液中の二酸化炭素の濃度を上げるのです。
●パニック障害
動悸や呼吸困難などの自律神経症状と、不安や恐怖などの精神症状が同時に表れ、10分以内で呼吸が極端に速くなる、息苦しくなるといった状態に陥りピークに達します。しかしほとんどの場合、この状態は30分ほどしか続きません。
もう1つの症状が予期不安です。パニック障害の人の80%に、この症状が起きると言われています。
予期不安とは、「またあの恐ろしい発作が起きるのではないか」という強い恐怖にとりつかれるあまり、だんだん行動範囲が狭くなっていく状態のことを言います。