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依存症

依存症の怖さ⑤

この病気の最もやっかいなところは、本人が病気であることを認めたがらないことです。他の病気や怪我であれば、自分が病気であることを否定することはまずないでしょう。しかし、この病気は違うのです。

アルコール依存症の方がよく口にするセリフがあります。
①「自分にアルコールの問題なんかない。ちょっと飲みすぎただけだ」

②「自分はアル中ではない、○○病だ」
(肝臓などの内蔵の病気に転嫁することで、アルコールの問題から目をそらそうとしているだけです)。

③「酒なんかいつでも止められる」
(そう言いながら、実際にはいつまでも止めません。「止めるのは今日ではなく、明日からにしよう」というのは、依存症特有の考えです)。

④「他の人には当てはまっても、俺には当てはまらない。自分は違う」
(本当は自分にも問題があることは分かっていても、他の依存症の人との違いを見つけて自分を安心させるための言い訳です)

⑤「病気だから飲んでいるのではない、○○が悪いから飲んでいるのだ」
(責任を周囲におしつけ、自分の惨めさを素直に認められない強がりです。この「突っ張り」は、しばしば暴言や暴力となって現れます)

⑥「俺は病気なんかじゃない」
(アルコール依存症だと認めてしまうと、断酒しか道がなくなってしまいます。しかしそれだけは避けたいので、意思の力による「節酒」や機会的飲酒への道に希望をつなぎたいのです)

⑦「俺はこんな連中ほどひどくはない。まだ大丈夫」
(この病気が進行性の病気だということに気がついていないのです。そして本人が思っているより重症である場合がほとんどです)

この病気の怖さである「意思の力では断酒が続けられない」という側面に気がついていないのです。
誰もが、「自分の意思そのものが病気になった」とは信じたくないものです。
ですが、依存症者の肉体も精神も、もう普通の人とは違ってしまっているのです。
依存症の怖さ⑤

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