統合失調症
「統合失調症」ってどんな病気?
「統合失調症という病名は聞いたことがない」というかたも多いでしょう。
しかし、実際には、およそ100人に1人がかかる、とても身近な病気なのです。また、若い人が発症しやすい病気です。発症する人の80%は、15歳から30歳の間に発症すると言われています。
原因ははっきりとはわかっていませんが、ストレスが関係していると言われ、誰もが発症する可能性のある病気です。
「統合失調症」という病名を見ても、どんな病気かわかりにくいのですが、人間の脳の働きは、神経のネットワークによって生まれます。見たり聞いたりした情報を処理する、考える、感情がわき起こる、こうしたことはすべて、神経のネットワークの働きです。そのさまざまな働きをうまくまとめることができなくなっている状態、つまり「統合」が「失調」している状態が、統合失調症なのです。
「統合失調症」とは、何らかの原因でさまざまな情報や刺激に過敏になりすぎてしまうことで、脳が対応できなくなり、精神機能のネットワークがうまく働かなくなる。そのため、感情や思考をまとめてあげることができなくなる状態のことなのです。
精神機能のネットワークは脳内のさまざまな場所で行われており、その不調の場所によって、実在しない人の声が聞こえるなどの現実にないものをあると感じる幻覚が現れたり、周りで自分の悪口を言われていると思いこむ被害妄想が出たりなど、さまざまな症状が出現します。
統合失調症の症状は大きく分けて3つあります。
①幻覚や妄想などの「陽性症状」
②意欲の低下などの「陰性症状」
③臨機応変に対応しにくい「認知機能障害」
に分けられます。
次回へ続く
しかし、実際には、およそ100人に1人がかかる、とても身近な病気なのです。また、若い人が発症しやすい病気です。発症する人の80%は、15歳から30歳の間に発症すると言われています。
原因ははっきりとはわかっていませんが、ストレスが関係していると言われ、誰もが発症する可能性のある病気です。
「統合失調症」という病名を見ても、どんな病気かわかりにくいのですが、人間の脳の働きは、神経のネットワークによって生まれます。見たり聞いたりした情報を処理する、考える、感情がわき起こる、こうしたことはすべて、神経のネットワークの働きです。そのさまざまな働きをうまくまとめることができなくなっている状態、つまり「統合」が「失調」している状態が、統合失調症なのです。
「統合失調症」とは、何らかの原因でさまざまな情報や刺激に過敏になりすぎてしまうことで、脳が対応できなくなり、精神機能のネットワークがうまく働かなくなる。そのため、感情や思考をまとめてあげることができなくなる状態のことなのです。
精神機能のネットワークは脳内のさまざまな場所で行われており、その不調の場所によって、実在しない人の声が聞こえるなどの現実にないものをあると感じる幻覚が現れたり、周りで自分の悪口を言われていると思いこむ被害妄想が出たりなど、さまざまな症状が出現します。
統合失調症の症状は大きく分けて3つあります。
①幻覚や妄想などの「陽性症状」
②意欲の低下などの「陰性症状」
③臨機応変に対応しにくい「認知機能障害」
に分けられます。
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