認知症
認知症のケア②
認知症の方のケアは、想像以上に大変です。在宅で家族が介護にあたる場合、そのご苦労は並大抵ではないと思います。逆に介護者が体調を崩すこともあるほどです。
症状ごとケアを挙げると以下のようになります。
①妄想の対処法
妄想でいちばん多いのは、財布や通帳が盗まれたという「物盗られ妄想」です。
この場合は、自分は盗っていないなどと反論してはいけません。一緒に探したり、別のことに関心をそらしたり、代用品を用意しておき納得させるなどして落ち着かせます。
②幻覚の対処法
ないものが見えたり聞こえたりする場合、決して否定せず、不安な気持ちを受け止めて、話のつじつまを合わせます。
嫌がっているものを追い払う真似をしたり、片づけるしぐさをしたりして納得させるのも手です。
③不眠の対処法
夜間眠れずに騒ぐなどの場合は、日中を活動的に過ごさせる(軽い散歩など)工夫をしましょう。快適に眠れるよう就寝前に入浴したり、快適な寝具を整えたりするのも効果的です。
専門医の診断を受けて、薬物を使用することが必要な場合もあります。
④過食(食事をしたことを忘れる)の対処法
「もう食べたでしょ」と言っても納得しないので、否定してはいけません。「もう少し待っててね」と言ったり、食事の支度をしているところだと教えたり、次の食事の時刻を伝えてあげましょう。
それでも納得しない時は、おやつなどを少しずつ渡してみましょう。
次回へ続く
症状ごとケアを挙げると以下のようになります。
①妄想の対処法
妄想でいちばん多いのは、財布や通帳が盗まれたという「物盗られ妄想」です。
この場合は、自分は盗っていないなどと反論してはいけません。一緒に探したり、別のことに関心をそらしたり、代用品を用意しておき納得させるなどして落ち着かせます。
②幻覚の対処法
ないものが見えたり聞こえたりする場合、決して否定せず、不安な気持ちを受け止めて、話のつじつまを合わせます。
嫌がっているものを追い払う真似をしたり、片づけるしぐさをしたりして納得させるのも手です。
③不眠の対処法
夜間眠れずに騒ぐなどの場合は、日中を活動的に過ごさせる(軽い散歩など)工夫をしましょう。快適に眠れるよう就寝前に入浴したり、快適な寝具を整えたりするのも効果的です。
専門医の診断を受けて、薬物を使用することが必要な場合もあります。
④過食(食事をしたことを忘れる)の対処法
「もう食べたでしょ」と言っても納得しないので、否定してはいけません。「もう少し待っててね」と言ったり、食事の支度をしているところだと教えたり、次の食事の時刻を伝えてあげましょう。
それでも納得しない時は、おやつなどを少しずつ渡してみましょう。
次回へ続く